設立趣旨
本学会は、利用者への攻撃や防御対策を、心理学や行動科学の観点から、調査・研究、教育・訓練などを理論、実践面から推進する。 国内のセキュリティは技術中心で、利用者への教育・訓練、特に、心理学や行動科学などを適用されることはまれである。このため、外部からの攻撃だけでなく、内部への攻撃対応や脆弱性の対応が重要になっている。 そこで、本学会では、以下のような分野の調査・研究や教育・訓練を行う。
- ソーシャルエンジニアリング
- ヒューマンエラー
- セキュリティ教育・訓練
- 情報収集(インテリジェンス)
- 環境犯罪学/人間の脆弱性
- 物理的セキュリティ
- セキュリティ心理学
- セキュリティ文化の醸成
- メンタルヘルス
- AIとセキュリティ心理
- その他
会長あいさつ
一般社団法人 日本セキュリティ心理学会 会長
情報セキュリティ大学院大学 名誉教授 内田 勝也
子育ての諺に、『小さく産んで 大きく育てる』というのがあります。 動物の世界では、出生時の体重が少ないと多くのリスクが存在し、大きく育たないと言われています。 勿論、最近のように人類や人間に育てられえている動物は、医薬や栄養価の高いもので対応できるようになり、 現在は必ずしも間違っていると言えなくなりました。
2025年3月に本学会は活動を始めましたが、組織も会員もまだまだ小さな学会です。子育ての諺の如く、小さく産まれてきました。 ただ、最近のシステムやセキュリティの傾向は、子育ての状況と似てきました。即ち、 ①ネットワーク利用の拡大、②サプライチェーンの進展、③端末利用者の拡大 が顕著になってきました。 特に、端末利用者の増大により、利用者の特徴は一様でなく、 それぞれの特徴を心理学や行動科学等を考えを考慮する必要があります。
今まで国内のセキュリティは技術中心であり、心理学や行動科学、セキュリティ文化の構築等、人間に関連する分野への調査・研究や実践が不足していました。
このようなことから、セキュリティ心理学の学会を設立し、総合科学分野として、学術的な分野だけでなく、実践的な教育・訓練を含め、海外にも負けない学会を構築したいと考えています。
沿革
2024年11月19日 一般社団法人日本セキュリティ心理学会 設立